私の好きな

【歴代ギタリスト・トップ10】

(クラシック・ギタリスト編)

 
まずお断りしておきたいのは、ここに登場するギタリストは

まったく私自身の独断と偏見の何ものでもない!と言うことです。

職業柄40年近く様々なレコードやコンサートを見聞きして

非常に感銘を受けたり、ガッカリしたりした事の、

ある断面から見た場合のランキングであると言うことです。

勿論、私自身まだ聞いたことのない素晴らしいギタリストは

沢山いると思いますが、

ここはある種の三面記事だと思っていただき、

肩ひじを張らずに見ていただければ良いと思います。

いろいろと最近はネットも広がり、沢山のスレが立ち、様々な

意見があるようですが、結局本人が好きならそれで良いのです。

特にランキングと言うのは日本人が大好きな性向を持ってます

ので、ここは「上手い下手」ではなく、私の好きな演奏家として

のランキングであることを勘違いなさらぬようお願いいたします。


では、早速見ていきましょう。


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第10位 ジュリアン・ブリーム 

 現代クラシック・ギター界を代表する人である訳だが、どうも例の交通事故以来

 パッとしなくなったようだ。

 私も最近来日した折、何遍かコンサートへいったが、昔聞いたときの“輝き”も失せ、

 ミスタッチがあまりにも多くガッカリした。

 やはり昔の録音を聞くのが一番良い・・・と言う事か。

第9位 山下和仁

 なんだかんだ言っても、あれだけのテクニックを持った人は空前絶後に

違いない。まあテクニッがク凄すぎる分、音楽はやや薄っぺらい感じをしてしまうが、

それもプロの最上級のレベルの話だ。

最近日本のマスコミに持て囃されている若手ギタリストなどとは、あきらかにモノが違う。


第8位 マヌエル・バルエコ 

日本にも何度が来ているお馴染みのキューバ出身のギタリスト。私も何回か

日本での演奏会に足を運んだけど、安定した技術とその高い音楽性は、聴いて

いて本当に楽しめた。ただ、ラテン系にしてはやや優等生すぎる演奏かなとも思う。


第7位 阿部恭士 

かの大御所、故・阿部保夫氏のご子息だが、この人は本当の芸術家肌の人

だと思う。私も以前"アントニオ古賀ギター学院"時代に何度もお会いしているが、

正直父君のレベルを遥かに凌ぐ実力の持ち主であると同時に、真のクラシック・

ギター音楽の正統者だと思う。


第6位 ナルシソ・イエペス 

何と言っても「禁じられた遊び」で実像より評価され過ぎたきらいはあるが、私は10弦

ギターを使った後年の鉄板をハンマーで叩いた様な演奏より、昔の6弦ギターを弾いて

いた当時の本当にクラシック・ギターの良さを持った繊細な演奏が好きであった。

しかし、何より巨人セゴビアに対し一歩も引かず、よく戦い挑戦したと思う。

第5位 エルネスト・ビテッティ 

数年前、何十年ぶりかに来日し小規模ながらコンサートをやっていたので、ご存知の

方もいると思う。私が強烈な印象を持ったのは、もう30年ぐらい前の初来日の時で、

アルベニスあたりの曲を演奏する前に、すでに曲の持つ色合いが彼をとうして見えて来

るのである。この様な人は後にも先にも出会った事がない程不思議な体験だった。


第4位 ジョン・ウィリアムス

 とにかくこの人の演奏はメカニカルでスケールが非常に大きい。最近コンサートで

チャチなPAを使っているのが本当に残念である。どうせ使うなら徹底的に金をかけて

調べまくってからにしてほしいと思うのは私だけではあるまい。ま、それでも昔のLPで

聴く演奏は素晴らしいのでコンサートへ行かなければ良い訳である。


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第3位 アンドレス・セゴビア 

 この人に関してはとやかく言うと、いまだにセゴビアを神の様に崇め信奉している

輩に殺されかねないので、トーンダウンせざるを得ない。が、一言云わせてもらうと、

私は曲によってはセゴビア節が素晴らしく聞こえるが、どうもリズミカルな曲が苦手の

ようだ。ちなみにセゴビア節でビラ・ロボスのショーロスを一度聞いてみたかった。


第2位 渡辺範彦 

 最近この人が亡くなったと聞いた。まったく生で演奏が聴かれなくなったのは

淋しい限りである。この人の持つ天性の美音と懐の広さは、世界的にみて間違い

なくトップクラスだったと思う。その昔、団塊世代のギター若手三羽烏と言われたが、

芳志戸につづいて逝ってしまうとは…。残るは荘村氏だけになってしまった訳だ。

渡辺氏は、特にバッハやバイスなどの古典ものの演奏が素晴らしかった。


第1位 ファンホ・ドミンゴス 

正直この人の演奏には舌を巻いた。ただ最近出ているCDだけは聴かない方が良い。

なぜならレコード会社のミキサー担当だと思うが、ギターの音をまったく品のない音に

作り変えてしまっているからだ。この人を聞くなら生が一番。クラシック・ギターのあらゆる

技法をこれでもかとばかり見せ、質の高い音楽を聴かせてくれるのは圧巻である。

まったく、どっからみても風采のあがらぬアルゼンチーノだがギターにかけてはNo1!

 ドミンゴス万歳!   


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