(1)アコースティック・ギターの正しい弾き方


皆さんは今までどのようにギターの練習をやってきましたか?
ある人は独学で、又ある人はギター教室に
通ってらっしゃった方もいるでしょう。


いずれにしても壁に直面した時に
殆どの人は楽器から遠ざかってしまうのです。
そして、何年かたって再び始める…
このような事の繰り返しではなかったでしょうか。


それは、ギターに必要な技巧練習を
短時間に効率良く出来なかったからに他なりません。
どんな楽器でも、「これだけは必要だ」と云う基礎練習が必ずあります。
しかし、ギターの場合、長い歴史を持つクラシックの世界ですら、
あいも変わらず“カルカッシ・ギター教則本”などをやっています。


これが悪いとは云いません。

しかし、もっと短時間で必要な事だけ繰り返し練習すれば良いはずです。

私がこの講座で取り上げた練習方法は、
すべてのジャンルに共通する
極めて必要かつ重要なパターンのみ
しるしてあります。
また、練習するパターンが実際どのような曲に使われているのかを、
出きる限り実演しています。
ですから、これさえマスターしておけばクラシックからポピュラー、
ボサ・ノヴァのGソロから“ギター弾き語り”まで
すべてのジャンルに応用出来ます。


今まで思うように上達せず、なかばギターを諦めていた人。
または、これから始めようとする人。
是非、遠回りせず効果的な練習をしてください。


 


   【アコースティック・ギターの弾き方】目次

第1巻=「左手の為の半音階スケール練習」
     「左手指の分離独立の為の練習」
     「半音階ポジショニングの練習」
     「ハ調スケールによる右手の練習」

第2巻=「開放弦へのスラーをかける練習」
     「左手指をスラーで鍛える練習」
     「3連スラーの各弦にまたがる練習」
     「和音の正しい発音方法の練習」

第3巻=「装飾音、モルデント等の練習」
     「アルペジオでの右手の為の練習」
     「セーハを使った左手押さえ練習」
     「変則セーハでの左手拡張の練習」

第4巻=「トレモロ奏法の基本的な練習」
     「重音トレモロの右手訓練の練習」
     「タンボーラ等の特殊奏法の練習」
     「ピチカート、ハーモニクスの練習」

第5巻=「ビブラートの美しいかけ方」
     「ハイポジション克服法の仕方」
     「右親指一本だけのスケール練習」
     「左手押弦の飛躍をする時の練習」

第6巻=「リズムのキザミ方と弾き方」
     「コード(和音)の奏法と注意点」
     「カッティングの仕方とその練習」
     「和音を出すときの右手のフォーム」